【まとめ】フィンペシアで太る原因は◯◯だった。原因と改善策について

フィンペシアは男性型脱毛症（AGA）治療薬として世界中で使用されており、日本でも多くの人がフィンペシアで薄毛対策をしています。しかし、ネット上では「フィンペシアを飲むと太る」という噂があるようです。ここでは、フィンペシアで本当に太るのか、もし太るなら原因およびフィンペシアで太ってしまった場合の改善策についてまとめました。

フィンペシアに太る副作用はない

口コミで「フィンペシアで太った」という話を聞くと、「太る副作用があるのでは？」と思うかもしれません。しかし結論からいうと、フィンペシアに太るという副作用はありません。
 
フィンペシアの副作用でもっとも発現頻度が高いものは、リビドー減退です。リビドー減退とはわかりやすくいえば性欲がなくなることで、フィンペシアを服用した人の約1％にこの症状がみられるようです。また、勃起不全の副作用も比較的発現率が高いといえます。勃起不全の副作用があるという理由から、子作り中はフィンペシアを飲まないという人もいます。
 
その他の副作用としては、発疹、かゆみ、蕁麻疹、血管浮腫、精液量減少、射精障害、睾丸痛、男性不妊症、精液の質低下、めまい、抑うつ症状、女性化乳房肥大などがあります。ただし、これらの副作用が発現するのは非常に稀です。
 
フィンペシアの副作用の中で唯一体重増加に関係があるとすれば、肝障害です。フィンペシアは肝臓で代謝されるため、肝機能障害が起きてむくみが生じる可能性はあります。しかし、肝機能障害もそれほど頻繁に起こる副作用ではありません。フィンペシアで太るといわれている原因が肝機能障害だとは考えにくいといえるでしょう。

フィンペシアで太る原因1　併用薬

薄毛をより早く改善させるために、フィンペシアと他の育毛剤を併用している人もいます。そして、多くの人がフィンペシアと併用するのがミノキシジル配合の育毛剤です。
 
ミノキシジルは男性型脱毛症（AGA）に効く成分としてよく知られており、日本皮膚科学会が発表した「男性型脱毛症ガイドライン（2017年版）」では、ミノキシジルの外用の推奨度はA（行うよう強く勧める）となっています。なお、ミノキシジルはフィンペシアとは異なり、女性の脱毛症に対しても効果があります。
 
ミノキシジルは比較的副作用の出にくい薬だといわれていますが、それでも副作用が一切ないというわけではありません。ミノキシジルの代表的な副作用としては、かぶれなどの皮膚症状や頭痛、めまい、胸の痛み、そしてむくみなどがあります。
 
ミノキシジルを配合している育毛剤として代表的な商品には「リアップ」が挙げられます。そして、このシリーズの添付文書には「むくみを増強させる可能性が考えられるため、もともとむくみのある人は、リアップの使用前に医師または薬剤師に相談すること」と明記されています。
 
よく知られている通り、むくみは放置していると脂肪となり太る原因になってしまいます。ミノキシジルを使い始めてから太ったのであれば、ミノキシジルが原因である可能性があるといえるのではないでしょうか。

フィンペシアで太る原因2　ストレス

フィンペシアを服用しているということは、薄毛のコンプレックスを抱えているということでもあります。しかし、薄毛の改善は一筋縄でいくものではありません。なかなか改善されない薄毛が大きなストレスになっている人も多いのではないでしょうか。
 
もし大きなストレスを抱えているのであれば、それは十分太る原因になり得ます。なぜなら、ストレスが溜まると甘いものが欲しくなり、さらに食欲が増進するという人が少なくありません。これは、ストレスによって食欲を増進させるドーパミンという物質が分泌され、また食欲を抑えるレプチンという物質の働きが鈍くなるためです。
 
比較的ストレスで太りやすいのは、男性より女性だといわれています。しかし「ストレス太り」という言葉があることからもわかるように、ストレスが原因で過食に走ってしまうのはごく一般的なことです。甘いものや脂っぽいものを欲することが多いのであれば、それはストレスによって食欲が増進している可能性があるといえるでしょう。

フィンペシアで太る原因3　男性ホルモンの低下

フィンペシアは、5αリダクターゼという酵素を阻害することによって薄毛の原因となるジヒドロテストステロンの生成を阻害し、男性型脱毛症（AGA）を改善します。ジヒドロテストステロンは男性ホルモンの一種であり、代表的な男性ホルモンであるテストステロンをもとに生成されます。
 
ここで問題となるのは、「フィンペシアを飲むとジヒドロテストステロンだけではなくテストステロンも減る」ということが示唆されていることです。テストステロンはいわゆる「男らしさ」を保つためのホルモンで、動脈硬化の予防や性欲・性機能の維持のほかに、筋肉の強度の維持やメタボリックシンドロームの予防などの役目も担います。
 
そのため、フィンペシアを服用することによってテストステロンが減少してしまうと、筋肉量が減るなどの症状が出ます。筋肉量が減ると基礎代謝が減るため、自然と太りやすい体質になります。

フィンペシアで太ったときの改善策

フィンペシアを服用後太ったからといって、すぐに服用を中止する必要はありません。フィンペシアの効果を得るためには長期間継続して服用する必要があるため、途中で中断するとそれまで薬を飲み続けた努力が水の泡になってしまいます。
 
とはいえ、太った分はできるだけ早く元に戻したいですよね。ここでは、フィンペシア服用後に太ったと感じている方への改善策をご紹介します。

食生活の改善

太りやすい人と太りにくい人では、食生活そのものが大きく異なる場合が多いようです。太りやすい人は、「ラーメンとチャーハン」など主食を二重で食べていたり、夜遅い時間に食事をしていたり、お腹が空いていないにもかかわらず食べ物に手を伸ばしていたりしがちです。また、きちんと1日3食食べずに1日2食で済ませてしまっている人も多いようです。
 
それに対して、太りにくい人は全体として健康的な食生活を送っている傾向にあります。毎日3食きちんと食べ、脂っぽい食べ物よりもヘルシーな食べ物を好み、ファストフードはできるだけ避けます。また、必要以上にお菓子を食べることもありません。
 
フィンペシアで太ってきたと感じているのであれば、まずは食生活を見直してみましょう。そして、できるところから改善してみてください。いきなりすべてを変えるのはハードルが高いですが、「お菓子の量を少し減らす」「夕食の時間を少し早くする」などのちょっとした工夫だけでも効果が期待できるはずですよ。

適度な運動

太った体型を元に戻すために大切なことは、食事、そして運動です。健康的に体重を減らしたいのであれば、適度な運動は欠かせません。ハードなトレーニングを行う必要はないので、時間を見つけて身体を動かすようにしましょう。
 
もし男性ホルモンが減少したことが原因で太ってしまったのであれば、一番優先すべきなのは筋力トレーニングです。男性ホルモンの分泌が減ってしまっているとはいえ、身体が女性化してしまっているわけではありません。きちんと筋力トレーニングをすれば、筋肉量は戻ってくるはずです。
 
また、脂肪を燃焼させたいのであればウォーキングやジョギング、水泳などの有酸素運動が有効です。運動を開始してから20～30分後から脂肪の燃焼が開始するといわれているので、長めに行うことを意識して運動しましょう。普段運動する習慣がない人は、まずは取り組みやすいウォーキングから始めてみてください。

ストレス発散

ストレスは太る原因になるだけではなく、身体にさまざまな悪影響を及ぼします。太るほかにも頭痛や肩こり、めまい、動悸、胃の痛み、不眠などの症状があるのであれば、ストレスが溜まっている可能性があります。
 
もちろんストレスをゼロにすることは不可能ですが、できるだけ上手に発散して溜めこまないようにすることはとても大切です。
 
手軽にできるおすすめのストレス解消法は、日光を浴びることです。太陽の光には自律神経のバランスを整え、セロトニン神経を活性化させる働きがあります。セロトニンには精神を安定化させる作用があるため、日光を浴びるだけで不安やイライラなどのネガティブな感情を和らげることができるのです。
 
また、良質な睡眠をとる、入浴をして血行を促す、運動をする、思いきり泣く、趣味に打ち込む、ストレスや不安の原因を紙に書きだすなども効果的です。時間が許せば、ふらっと一人旅をするのもいいでしょう。ストレスを溜めずに充実した毎日を送るためにも、自分なりのストレス発散方法を探してみてはいかがでしょうか。

フィンペシアはどこで購入できる？

フィンペシアは、日本ではまだ認可が下りていない薬です。そのため、ほとんどのクリニックでは取り扱いがありません。病院でフィンペシアを処方してもらいたい場合には、あらかじめネットなどでフィンペシアを取り扱っているクリニックを調べてから受診するようにしましょう。
 
しかし、住んでいる地域によってはフィンペシアの取り扱いがあるクリニックがないかもしれません。その場合は、個人輸入を利用しましょう。個人輸入代行業者を利用すれば、Amazonや楽天でネットショッピングをするときと同じ感覚でフィンペシアを手に入れることができます。
 
ただし、医薬品を個人輸入する場合にはすべてが自己責任になります。飲み方や副作用、リスクなどをよく確認してから購入するようにしてください。

フィンペシアで薄毛対策を

ここまでご説明した通り、フィンペシアに太るという副作用はありません。また、たとえ太ってしまっても改善策はたくさんあります。薄毛が改善できればコンプレックスが解消され、今よりも充実した毎日を送ることができます。男性型脱毛症（AGA）で悩んでいる人は、まずはフィンペシアで薄毛対策を始めてみてはいかがでしょうか。

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