ミノキシジルタブレットの副作用は？心臓に負担がかかる？

2017/01/31 2017/02/01

ミノキシジルタブレットの副作用について心配ですか？

高血圧用の薬ということもあって、心臓への負担を危惧する人もいます！

本当のところはどうなのか？

詳しく解説します！

ミノキシジルタブレットの副作用一覧

発毛効果の高いミノキシジルタブレットについて、その副作用を心配する人もいます。実際問題、ミノキシジルタブレットの副作用にはどのようなものがあり、どの程度の危険があるのでしょうか？

ミノキシジルタブレットを服用した際の副作用としては、次のようなものがあります。

・だるさ
・めまい
・頭痛
・動悸
・発疹
・かゆみ
・手足のしびれ
・むくみ
・多毛症
・息切れ
・吹き出物
・ED
・体重増加
・高カリウム血症
・多臓器不全
・意識障害

ざっと挙げてみただけでもこれだけの副作用があります。

ミノキシジルタブレットは心臓に負担がかかるの？

ここで挙げた副作用の中には、動機や息切れといった副作用があります。これはつまり、心臓にも相応の負担がかかっているということになります。ではなぜミノキシジルタブレットで心臓に負担がかかってしまうのでしょうか？

それは、ミノキシジルという成分が、本来は高血圧用に開発されたものであるということに起因します。高血圧用の薬という特性上、ミノキシジルには血管拡張作用があり、それによって血流を良くして血圧を下げる働きがあるのです。

先に挙げた副作用の中に、かゆみや手足のしびれがありますが、これは血流が急に良くなることによって生じる副作用で、寒いときに急に温まったりしたときの症状に似ています。一方、頭痛やめまいといった副作用は、血管が拡張したことで血圧が低くなってしまうことが原因です。低血圧の人の症状に似ていることから考えても、心臓の負担になることが考えられます。

脳が酸欠になるのを防ぐための機能が働く

心臓への負担も、実際にミノキシジルタブレットが直接心臓に悪影響を与えるということではなく、血圧が下がることによって間接的に心臓への負担となります。

血圧が低下すると、全身へ血液を送ることが難しくなってしまいます。特に、地面から最も遠い脳は、重力の影響を最も受けやすいため、血圧低下で脳へ送られる血液量が減ってしまいます。酸素は血液によって運ばれますので、必然的に脳の酸欠を招きます。

そうすると脳は、「もっと酸素を送ってくれ！」と指示を出します。その指示を受けて、心臓がどんどん血液を送り込もうとするために動悸や息切れが起こるのです。

副作用は人によって異なる

ただし、どのような副作用が出るかは人によって異なりますし、まったく副作用を感じない人もいます。また、多くのケースでは副作用が出たとしても頭痛やめまいといったものが主流で、大きな副作用というのは稀なケースです。

そもそも、ミノキシジルタブレットの主成分であるミノキシジルを高血圧治療で仕様する場合は、育毛剤として使用する量の2倍～8倍必要になります。そういう意味で言えば、育毛剤として使用する方が遥かに低リスクであることは間違いありません。

副作用の中には高カリウム血症や多臓器不全、意識障害といったものも挙げてありますが、こうした副作用が出るのはごくごく稀なケースで、使用上の注意や用法用量をしっかりと守っていればそれほど不安視する必要はありません。ただし、そうした副作用が出てしまう確率もゼロではありませんので、服用に不安がある場合はクリニックなどに相談してからの方がオススメです。