ヒルドイドは保湿効果抜群！アイクリームとして使える？

2017/06/22 2017/06/23

ヒルドイドという名前は聞いたことがある方も多いと思います。皮膚科でよく処方されるお薬で、ピンクのパッケージが印象的ですよね。保湿効果が高いと噂のヒルドイドですが、アイクリームとして使用することは可能なのでしょうか。

目のシワの対策には保湿が大切

年を重ねると、シワが気になりはじめますよね。中でも最初に気にるのは、目の周りの小じわだと思います。目の周りに少しシワがあるだけで一気に見た目が老けてしまったり、疲れているように見えたりしてしまいます。

目の周りは他の部位に比べて皮膚が非常に薄く、頬の皮膚が2.4mmあるのに比べてまぶたは0.8mm、目の下は1.2mmしかありません。そのため非常にデリケートで、顔の中でもシワができやすい部位なのです。

シワの中でも、線が細かく溝が浅いシワは「ちりめんじわ」と呼ばれています。このシワの原因は、主に乾燥。目の周りの薄い皮膚は乾燥しやすいため、スキンケアが不十分だと簡単にちりめんじわができてしまいます。しかし、逆にいえばしっかりと保湿をすることでシワを予防・改善できるのです。

ヒルドイドの保湿作用

ヒルドイドに含有されている有効成分は、ヘパリン類似物質です。そして、ヘパリン類似物質には大きく分けて3つの作用があります。一つ目は、血行促進作用です。これによって、皮膚の新陳代謝が改善します。そして、傷あとを綺麗にする作用。線維芽細胞の増殖を抑え、傷が盛り上がってあとになるのを防いでくれます。最後に、保湿作用です。ヘパリン類似物質は水分を保持する構造となっているため、皮膚を乾燥から防いでくれます。

この中でも、特に注目したいのは保湿作用です。ヘパリン類似物質は肌の弱まった保湿力を取り戻してくれるため、根本的に乾燥肌を解決することができます。一時的な対処法ではなく、しっかりと肌質を改善できるのです。

このような作用があるために、ヒルドイドは｢究極のアンチエイジングクリーム｣とも呼ばれています。美容に関心の高い女性の間ではすでに話題になっており、数万円もする高級な化粧品以上に高い効果が得られるという人もいるほどなのです。

ヒルドイドはアイクリームとして使用可能

ヒルドイドは保湿効果が高いため、目の周りのちりめんじわによく効きます。ヒルドイドは肌に優しくお年寄りや赤ちゃんにも使用できるので、目の周りに塗っても大丈夫。安心して使用できます。

ヒルドイドを塗るときには、擦り込むようにして塗るとより高い効果が期待できます。ただし、やりすぎると発赤や皮膚炎、かゆみなどの副作用の原因となってしまうので気をつけましょう。迷うのは1回あたりの塗布する量ですが、ティッシュが貼りつく程度の量が目安となります。

使用回数は、1日1回〜数回です。最大限の効果を得たい場合には、最低でも1日2回の使用をおすすめします。お風呂から上がった後すぐにヒルドイドを塗ると、お肌の水分をキープすることができますよ。朝に塗る時も、化粧水などで水分を補給してからヒルドイドを塗ることでより高い効果が期待できます。

ヒルドイドでのお手入れだけでも十分ですが、できれば最後にワセリンで蓋をしましょう。こうすることで、肌に与えた水分をしっかりと保持できますよ。

なお、ヒルドイドには「ローション」「軟膏」「クリーム」「ゲル」の4種類があります。ゲルは痛みや傷あとの改善に使用されるので、シワの改善が目的であればローション、軟膏、クリームの中から選びましょう。

軟膏は少々ベタつきがありますが、しっかりと保湿することができます。ローションの使用感はさっぱりしているものの、保湿効果は軟膏ほどではありません。そしてクリームは、保湿効果は高いけれどもかゆみを生じやすいという特徴があります。

ヒルドイドの入手方法

ヒルドイドは医薬品のため、病院で診察を受けて処方箋をもらい、薬局へ行って購入しなければいけません。乾燥肌でかゆみが出ているなどの症状があれば、保険適応になるはずです。しかし、残念ながら目の周りのシワを消したいなど美容目的の場合は保険適応になりません。そのため自由診療となり、全額自己負担することになってしまいます。

美容目的では病院に行きにくいという人や全額自己負担を避けたいという人は、海外から個人輸入するという手もあります。個人輸入というと難しい手続きが必要なイメージがありますが、実際はAmazonなどのサイトでネットショッピングをするのとあまり変わりません。わざわざ病院に行く手間も省けるのがメリットです。ただし、ネットの個人輸入では医薬品の偽造品も出回っています。十分に注意して信頼できるサイトのみを使用するようにしましょう。