コルドリン(せき止め)
非麻薬性の中枢性鎮咳薬です。急性気管支炎、急性上気道炎のせきの治療に用います。
出荷時点、パッケージの改訂などにより、 左の写真とは外観・カプセルの色が異なることがあります。
咳中枢の興奮を抑え咳を止めるお薬です。 咳中枢とは脳幹の延髄部分の咳のコントロール部で、喉や気管支の刺激でセキを起こさせます。 コルドリンは、その部分を抑えこむことで鎮咳作用を発揮します。
さらに、気管支の痙攣収縮を抑えて咳を和らげ呼吸を楽にします。 そのような作用から、カゼを含め上気道炎をはじめ気管支炎などによる咳の治療に用います。
どちらかというと、痰の少ない空咳向きです。タンが多いときは、別の去痰薬と併用することがあります
成人1回2錠を1日3回経口服用します。年齢や症状により増減しますので医師の指示に従って下さい。
副作用は少ないですがまれに、眠気、めまい、吐き気などを起こします。ひどいときは、医師の診断をうけてください。重い副作用は、まずありません。
咳は本来、痰やほこりといった気道の異物をとりのぞくための働きですので単に止めればいいというものではなく、痰をともなう咳を無理に止める事はかえって痰がたまり症状が悪化する場合もあります。 しかし、咳が続くと睡眠の妨げになり体力の消耗など悪影響でもありますので咳止めを使います。大切なのは咳の原因に目を向けることです。