頓服薬と内服薬など似た用語の違い
2016/05/18
頓服や内服、外用などは似た名前のためよく間違えやすい用語です。間違って飲んでしまうと副作用が出る、クラビットなど飲み合わせが悪いものといっしょにしてしまうなどのリスクが考えられます。
頓服薬は時間を決めず症状がひどいときに飲む
医薬品と聞くと多くの方は「食前や食後など決まった時間帯に飲むもの」と想像します。しかし、これはそのような決まりがありません。頓用とも呼ばれ、症状が酷くなったときにだけ決まった量を飲みます。
内服薬など似た名前との飲み間違いに注意
病院で処方されたときに注意したいことは、ほかの医薬品といっしょにしてコンスタントに飲んでしまうことです。このようにしてしまうと効果が強く出すぎて、副作用が出ることがあります。
このことを避けるためにも、似た名前で呼ばれるものはしっかりと区別をつけられるようにしておきましょう。たとえば、以下の2つは勘違いが多いようです。
・内服薬
いわゆる飲むもの全般を指します。粉や錠剤、シロップといった剤形は問いません。内服という言葉自体は服用の時間についてはいっさい関係ない用語のため、頓用する内服というものも存在します。
・外用薬
内服とは反対に、飲まないものを指します。ただし、注射に関しては除外されているようです。これについても服用の時間は関係ありません。
クラビットなど一部の医薬品は頓服との併用に注意
酷い症状を和らげてくれる効果がある頓服は、一部の医薬品との併用に気をつけなければならないことがあります。その代表が、細菌にたいして大きな作用が期待できる「クラビット」と、鎮痛剤として病院でもよく使われる「ロキソニン」です。
クラビットとロキソニンをいっしょに飲んでしまうと稀に痙攣を起こすリスクがあると言われています。そのため、これらは併用注意とし、もし飲むときは時間をおいてからにすべきだと言われています。
しかし、実際のところは痙攣を起こす可能性はそこまで高くなく、クラビット単体でもごく稀に起きうる症状のため、高齢者や持病のある方でなければ神経質になることはないという見解もあるようです。
このように判断が難しいことが多いため、自分でクラビット使うときはできるだけ避けて、もし医師から処方されたときは指示に従うことが大切です。
頓服は症状が酷いときだけ飲む医薬品です。内服や外用といった似た用語に勘違いし、いっしょにして飲まないよう気をつけましょう。クラビットなど稀に飲み合わせが悪いことがあるため、不安なときは医師に相談すると安心できるでしょう。
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